実験室案内

有機化学実験室 (通称:赤の部屋)

数百年の歴史を持つ有機化学的手法を駆使して、新規化合物を合成し、生物学と融合させます。写真はロータリーエバポレーター。なすフラスコを取り付けて、目的化合物が溶けている溶媒のみを取り除く、古くから使われてきた蒸発装置です。複数の試料中に含まれる溶媒を蒸発により取り除く装置もあります。

    
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生物学実験室 (通称:青の部屋)

  

バイオセーフティーレベルP1の登録をしている生物学実験室では、DNA,RNA,蛋白質といった、生体有機高分子を工学的に改変する実験を主に行います。試験管内だけでなく、生きた生物(微生物・動物細胞・ファージウィルス、その他)を使い、これを行うこともあります。

中央の写真では、パン酵母を培養するための栄養分(培地)が入ったボトルが並んでおります。ディープウェルマキシマイザーを使うことによって約200種類の微生物サンプルを同時培養できるほか、真ん中の写真のように寒天培地でインキュベートする裏ワザもあります。寒天培地上に生育した微生物を使って生体高分子を合成させるため、液体培地を使って大量培養することも多いです。

集めた菌体を液体から分離するため、遠心機を使います(右の写真)。この多目的遠心機は、1リットルの液体を遠心するときにも、数マイクロリットルの微量液体を遠心するときにも使える優れものです。

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光・物性測定室 (通称:緑の部屋)

物質の吸収・蛍光スペクトルをはじめとする、分光学的測定等を行う部屋です。左の写真は、0.5μLの極微量から1 mL程度の容量まで、DNAや蛋白質・自作有機化合物まで何でも測れる吸光度測定器。真ん中の写真にある、96個の試料を一度に分析してしまうプレートリーダーも便利です。超低温冷凍庫(マイナス80℃)では、様々な生物試料が眠っています(写真右)。 ラボメンバーがほっと一息つけるコーナーもあります。

   
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